Column
僕が大切にする7つのこと
①物語を大事にする ②笑いにこだわる ③旅へ誘う ④なつかしいを識る
⑤野球を忘れない ⑥B級グルメを敬う ⑦音楽をたのしむ
中丸謙一朗(コラムニスト)
●大阪、小倉、東京都内と移り住み、横浜で青春時代を過ごす。立教大学経済学部卒 ●大学在学中に潜り込んだテレビ朝日の番組スタッフでのギョーカイ経験の後、バブル景気始まる1987年、株式会社マガジンハウスに入社。男性誌『POPEYE』、海外旅行誌『GULLIVER』、男性誌『BRUTUS』でエディターとして勤務。香港、ベトナムなどのアジア取材やサブカルチャーの分野を担当、特集記事に加え、コラム連載を企画、泉麻人氏、みうらじゅん氏、リリー・フランキー氏、酒井順子氏など、現在でも活躍する書き手の方々と多くの時間を過ごした ●マガジンハウス退社後、フリー編集者として、雑誌『Lightning』(TVクラブ=当時、現在エイ出版)、『ソトコト』(木楽舎)の創刊に参加。 また同時期、雑誌『VIEWS』(講談社)、『Bart』(集英社)などのニュース誌で、政治経済や社会問題のテーマで取材。英『デイリーメール』紙との翻訳連動企画など、幅広い分野で企画を進行した ●また、雑誌『FRIDAY』のアンカーライターを務め、その縁で、ジャーナリスト・田原総一朗氏のアンカーマンを担当、小泉純一郎氏(元内閣総理大臣)、勝新太郎氏(俳優)、三國連太郎氏(俳優)、丹波哲郎氏(俳優)など、さまざまな大物ゲストとの対談記事を作成、原稿の腕を磨いた ●後年、本格的に編集プロダクションを設立。出版社からの編集委託他、企業タイアップ(アサヒビール、日本航空、ジャルパック、ハワイ政府観光局、MTV、LAOX、サンケイリビング新聞社、他)、書籍、ウエッブサイトなどを制作。(LAOX社提供『WITH YOU』誌編集長、サンケイリビング新聞社提供『BiZNEXT』誌エディトリアルディレクターなどを歴任) ●近年は、映画原作の開発(作品の選定、著作権の管理、プロデュース)や原稿執筆に重きを置き、現在『夕刊フジ』(産業経済新聞社)などで、コラムの連載を担当している ●主な著書に『心理捜査官草薙葵』(漫画原作、集英社コミックス)、『ロックンロール・ダイエット』(中央公論新社、扶桑社文庫、映画化)、『車輪の上』(エイ出版)、『大物講座』(講談社)。編著に『破壊者』(勝谷誠彦著、日経BP社)、『架空の料理 空想の食卓』(リリー・フランキー、澤口知之共著、扶桑社)などがある。日本民俗学会会員。国内旅行業務取扱管理者。
<編集した主な書籍>(一部抜粋)
『散歩のすすめ』(泉麻人著、マガジンハウス)
『Cジャック』(泉麻人著、マガジンハウス)
『香港的達人』(小倉エージ著、マガジンハウス)
『テレビってやつは』(酒井順子著、マガジンハウス)
『女の旅じまん』(酒井順子著、マガジンハウス)
『国を捨てられない日本人の悲劇』(ペマ・ギャルポ著、講談社)
『ハワイアンビッグダディ』(バンビス・スノーフラワー著、日経BP社)
『田舎暮らしはつらかった』(渡辺瑠海著、ロコモーションパブリッシング)
『イヌキー』(渡辺瑠海著、ゴマブックス)
『失恋のおくすり』(バンビス・スノーフラワー著、ロコモーションパブリッシング )
『わたしはコンシェルジュ』(阿部佳著、講談社)
『身近な人に迷惑をかけない死に方』(菅原道仁著、KADOKAWA)
「女は、はじめ足を岩か流木にぶつけたのだと思った。咄嗟の痛みはなかった。ただ右足を猛烈に引っぱられた感じだけだった。顔をあげておくために左足で立泳ぎしながら、暗闇の中に左手を伸ばし、足を探った。足は無かった。手を足の上の方にあげてみた。突然彼女は、目まいと吐き気に襲われた。手探りする指先が、骨の瘤とずたずたに裂けた
人間なんて、過去を否定してなんか生きていけない。ましてや、人生駆け出しのティーン・エイジャーじゃあるまいし、高齢化社会のメインストリームで逃げ場を失っているような世代にとっては、いくら口で「新しいことを」なんて言ったって、本音じゃどこか懐古趣味だ。レトロへの回帰はなにもあと戻りを意味するのではありません。「古き良き
昭和二二年に初当選したのはオレと中曽根、二四年は官僚で池田、佐藤、二七年は福田、大平が出た。あとは三〇年以降で、それ以前とは大学生と中学生だ」これは田中角栄氏の言葉。ことのほか、年齢に伴う上下関係にこだわってみせる田中角栄氏の姿もなんだか新鮮だった。政治家の、そして男同士の「好き嫌い」の表現もおもしろい。竹下(登)
『人生の締め切りを前に 男と女、それぞれの作法』は、なんだか、本なのにまるで目の前の舞台や生放送を観ているようなドキドキ感だった。この場に散りばめられた言葉が役に立つ、感銘を受ける、というのはさもあれど、それにもまして、お二方の魅せた「何幕かのお芝居」がなんとも見どころたっぷりだった。お二方とは、ご存知「朝ナマ」のレジェンド、ジャーナリストの田原総一朗氏と、元NHKアナウンサーで、いまや押しも押されもせぬベストセラー作家、下重暁子さんのお二人である。
もともと「ジャンクション萌え」という言葉が出てきたのは2010年代になってからのことだ。いまや趣味や「萌えジャンル」としてすっかり定着し、高速道路に昭和ノスタルジーを探す定年退職後の壮年男性から、大きな一眼レフを片手に「かわいい」を連発する20代女子まで、さまざまな人々がイベントやジャンクションをめぐるミニツアーな
時代は21世紀に入り、15年も経った。『或る「小倉日記」伝』の発表(1952年)からは実に64年の年月が過ぎ去った。最近は、博多に押され気味で、東京ではあまり耳にすることがなくなったこの小倉の街に、ものすごいものがあると聞いて、ひさしぶりにやってきた。それは、松本清張旧家にほど近い場所にあるバッティングセンターだった。
デヴィッド・ボウイは1979年12月、テレビCM(宝焼酎「純」)の撮影で京都を訪れた。記事によると、撮影場所として正伝寺を指定したのは京都通のデヴィッド・ボウイで、彼は静寂に包まれた庭園を前にし、撮影中、目に涙を浮かべていたという。(日本経済新聞より)小堀遠州作とされる正伝寺の庭園は、皐月の刈り込みで「七・五・三」を
どこか気持ちが通じ合ったふたりは、店の小さなテレビで年末の紅白歌合戦を観る。流れてくるのは、『舟唄』(八代亜紀)である。「お酒はぬるめの燗がいい。肴は炙ったイカでいい」。倍賞千恵子が少しかすれた声で静かにこの曲を口ずさむ。高倉健は静かに酒を飲んでいる。この歌の抑揚に合わせるかのように、彼らのほのかで複雑な恋心は深ま
Planning
Books(書籍出版・編集)
出版社へのコンテンツ提供のほか、書店流通、電子書籍、オーディオブックなど、自社制作の「本」を発行しています。従来の本づくりにとらわれない新世代の出版事業を目指します。
Editorial Works(雑誌、ムック、社史などの編集制作)
企画構成、プロデュース、アートディレクションから、実際の制作まで、編集に関する作業を完全受注いたします。新世代の紙媒体に対応した編集スタイルを目指します。
Stories(映画、TV、ネットコンテンツなどの原作企画)
ライトコメディから社会派作品まで。原作・原案の提供、原作選定および著作権処理、オリジナル脚本の受注、脚本のリライティングなど、映像制作に関する「物語」を担います。
TOURISM(観光地に関する戦略立案、旅に関する企画)
長年に渡る日本各地の取材、立教大学観光研究所「観光地経営者育成プログラム」修了など、その経験を、現地調査、PR戦略立案など、観光地が発信する「物語づくり」に活かします。
Editorial Works(雑誌、ムック、社史などの編集制作)
企画構成、プロデュース、アートディレクションから、実際の制作まで、編集に関する作業を完全受注いたします。新世代の紙媒体に対応した編集スタイルを目指します。
OWNED MEDIA Produce(HP制作、人材採用推進、オウンドメディアのプロデュース)
商品開発物語、社内トップメッセージ、コラム連載、業界最新情報に関する定期発信など、ウェッブサイトによる貴社の「コーポレート・ブランディング」を徹底プロデュースします。
会社概要
設立年度 2003年 本社所在地 東京都渋谷区、制作スタジオ 都内各エリア
「生活の物語を大切に」を経営理念とする制作会社です。本、雑誌、ウエッブメディア、映画、旅行、商品、企業ブランディングなど、さまざまな企画で生活に彩りを添えています。
- 書籍編集・執筆(国内観光、生活文化、昭和風俗、他)
- 映像原作企画(原作管理・選定、脚本のリライティング)
- 雑誌、小冊子、ウエッブなどのメディア制作
- 出版・商品PR・企業広報に関するコンサルティング業務
- 弊社独自の電子書籍レーベル『たまらんブックス』管理運営
- 観光資源に関する調査、国内旅行企画に関するアドバイザリー業務